ヤエザワの想い

※修業時代の八重沢代表(1991年5月14日撮影)
『クリエイターの頭の中にしかない、たった一つの色を蘇らせたい。』
単なるデジタルカラープリントでは実現できない、クリエイターからの、繊細で微妙なオーダーに応えるためには、染色業界伝統の微細なノウハウが必須です。
私が“プリント屋”ではなく“染色家”と名乗るのには、その意味があるのです。
私のこだわりは、
『クリエイターの頭の中にある世界でひとつの色』
を再現することです。
例えば、〇○年仕様のフェラーリの赤、クリエイターが幼い頃大好きだったバナナの黄色。
そうした、クリエイターがイメージする感性に一歩でも近づけるためには、染色の経験値が必要なんです。
少し専門的な表現で、多少エラそうに聞こえるかもしれませんが、「データ成りのプリント」では、クリエータの要望に応えられないのです。
そのために、業界常識では対応できないオーダにひとつひとつ応えてきました。


染色の経験値とは?
クリエイターの要望に応えるために、通常のデジタルプリントではやらない、作品に合った布選び、布の下処理、染料のなじみ調整、インクの調合、蒸しなどは、デジタルプリントの世界にはない、染物の世界独特のこだわりです。
私のアドヴァンテージは、こだわる姿勢。
しつこい、しぶとい、あきらめない、粘り強い体質と言われますが、それは、クリエイターの満足値に一ミリでも近づけたいからです。
『日本独自の伝統である染物の技術とデジタルカラープリントの融合。』

何故、このこだわりが生まれたのか?
大学卒業の頃はバブル景気の真っ盛り、
街のにぎわいになじめず海外へ。
流浪の海外生活から帰国。
「伝統」や「職人」と言ったコトバに憧れて、
ふと訪れた雪深い新潟県魚沼地方にある染色工房。
多くの職人の手と時間をかけて生み出される「色鮮やかな布」に感動。
すぐに弟子入りしてはじまった色と布の奥深い世界。
狙った色が出来たときの高揚感がたまらなく好きです。
そしてお客様にご満足いただけたときの喜び。
個人様から大企業、そして官公庁。
アパレル、インテリア、広告、舞台衣装など、
これまでに多くのデザイナーやアーティストの方々とオリジナリティー溢れる「布」と「布グッズ」をつくってきました。
これからもたくさんの出会いを大切に、「布」で生活を彩っていきます。
プリントテキスタイル、各種布製品の製作は、ぜひ一度お気軽にヤエザワへご相談ください。
ファッションの本場、ヨーロッパの染色工場で受けた衝撃が、染色への道を決定づけた。



1994年にはイタリア北部コモ湖周辺に点在するプリント、ジャガード工場を視察。毎年ヨーロッパのテキスタイル市場をリードするテキスタイルメーカーでは、デザイン性の高さはもちろんのこと、高度なプリント技術と合理的な工場システムに衝撃を受けた。
染色デザイナー
株式会社ヤエザワ代表取締役
八重沢晃祥
八重沢代表のSNSです。
鮮やかな発色、吸い込まれるような深みのある色。
官能的ともいえる肌触りの布を求めて。
染色、染物の世界で修業したからこそできる再現があります。

製作事例
著名アーティストやデザイナーの『見えない思い』と言う”熱”を、誰もが見える”形”にしたい!
それがヤエザワの存在意義です。
幅広く、そして深く!
単なる商品ではなく、クリエイター、デザイナーとの二人三脚で、”深みのある作品”を届けたいのです。
個人のお客さまから、著名企業、そして、官公庁まで。
ジャンルも、アパレル、インテリア、広告、舞台衣装と幅広く。
広さと、そして深さ。
ヤエザワとクリエイター、デザイナー達との絆を感じてください。
《 個人様とのお取り組み 》
イラストレーター/展示用のテキスタイル
情熱的なタッチと色彩が特徴のイラストレーター・久保田珠美さんの個展で使用するテキスタイルを製作しました。透け感のある綿100%オーガンジー生地にデジタルプリント。会場ではゆらぐイラストが透けて重なるトリッキーな効果を生んで素敵でした。プロサッカーファン/アロハシャツ
熱狂的なプロサッカーチームファンの友人からの依頼で、チームロゴをさりげなく盛り込んだ、自分だけのための世界に1枚のアロハシャツを製作しました。ヤエザワのブレーンで、いつまでも遊び心を忘れない、ダンディー男子に人気のシニアブランドの図案家がデザイン画を描き下ろし、アロハ縫製に特別なこだわりを持ったテーラーで仕立てたスペシャルなアロハシャツです。愛犬家コミュニティー/スカーフ
イタリアングレーハウンド(通称イタグレ)愛犬家コミュニティーからのアイデアで、愛犬とおそろいで巻けるオリジナルスカーフを製作しました。シルクツイル絹100%生地にくっきりとした柄と鮮やかなカラー。ミュージシャン/バンダナ
伝説のプログレロックのガールズバンド「VELVET PAW」で活躍したギターリスト・なかのゆきえさん(YUKIE)。CDアルバムの購入特典としてプレゼントするオリジナルバンダナを製作しました。バンダナ定番のコンパス綿100%生地に、バンドのマスコットがデザインされた柄をデジタルプリントで再現しました。友禅作家/ストール、スカーフ
石垣島で「八重山友禅染めネイギャラリー石垣島」というアートギャラリーを運営し、ユニークな活動を続ける友禅作家・盛たかひろさん。南国調の友禅染作品をシルク100%生地にデジタルプリントで再現。エキゾチックで表情豊かなストールになりました。他にシルクスカーフ、透け感がある綿ローン生地を使用して涼感のあるストールも製作しています。グラフィックデザイナー/本の装丁
テキスタイルデザイナー有田昌史さんのオリジナルテキスタイルを製作。本の装丁に使用。生地は綿100%のバニラン。型染めの風合いをデジタルで表現。生地の肌触りが不思議な感覚の本。
スタイリスト/ドレス、舞台小道具
有名コスメブランドの広告に使用するテキスタイルを製作。シルクツイル絹100%生地に手描きと実写のシャンデリアなどがコラージュされた大判のパネル柄をデジタルプリント。モデル着用の衣装と背景を同じテキスタイルにするアイデア。スタイリストは伏見京子さん。《 企業様とのお取り組み 》
東京都/FUROSHIKI
東京都とパリ市両都市間の文化交流の活性化に向けて開催されたパリ東京文化タンデム2018。パリ市庁舎前特設FUROSHIKI展会場前で配布するノベルティーの風呂敷とフライヤーを製作をしました。江戸東京博物館に収蔵されている江戸時代の上野花見屏風絵をフレンチポップにデザイン。綿100%シャンタン生地に反応染料を使用してデジタルプリント。詳しい情報は下記リンクボタンからご覧いただけます。
劇団/衣装、小道具のテキスタイル
劇団四季さんの衣装、小道具のテキスタイルを製作させて頂いております。パリのアメリカ人やリトルマーメイド、ノートルダムの鐘など、シーンに合わせた生地のご提案から、既存の衣装と色柄そっくりのレプリカ生地製作もご用命いただいています。博物館/風呂敷スカーフ
両国国技館となりの東京都が運営する「江戸東京博物館」のオリジナルグッズを強化することになり、風呂敷にもなるスカーフ「風呂敷deスカーフ」を製作しました。小池百合子東京都知事からアイデアをいただき、収蔵作品である「武蔵野図屏風」がベースにデザイン。オリンピックへ向けた東京都のキャンペーンロゴも配置して、定例会見では都知事自らが着用して説明をされました。絹100%生地に反応染料を使用してデジタルプリント。
※詳しくは江戸東京博物館のオンラインショップでご覧いただけます。(下記リンクボタンより)
飲食店/バンダナ
横浜市から全国へ展開中のラーメン店チェーン「大桜」さん。スタッフがお店で頭に巻くバンダナを製作しました。丈夫で吸水性が良く、扱いやすい定番のバンダナ用の綿100%クロススクエア生地に反応染料を使用してデジタルプリント。大胆にロゴを配置したインパクト大のバンダナです。広告代理店/アロハシャツ用の生地
ノンアルコールビールの広告で、人気タレントさんが着用するアロハシャツ用のテキスタイルを製作しました。監督ディレクターがこだわる色の深みや鮮やかさ、生地の風合いを短納期ながら徹底的に追求しました。サブカルチャー情報発信サイト/バンダナ
人気ミュージシャンが多く在籍する音楽事務所の周年記念でバンダナを製作しました。所属アーティストやスタッフのユーモラスなイラストを定番のバンダナ生地、綿100%クロススクエアに反応染料を使用してデジタルプリント。アパレルメーカー/ネクタイの裏地
イギリスの人気ファッションブランド、ポール・スミスの日本で販売するネクタイの裏地に使用するプリントテキスタイルを製作しました。緻密で鮮やかなパターンをシルクツイル絹100%に反応染料を使用してデジタルプリント。CONTACT
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株式会社ヤエザワ
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